お客様の要望に応える製品を製造し、新分野の製品を開発し、製品を確実にお客様に届けるためには、さまざまな職種の人が連携・協力する必要があります。
また、そうした一連の業務を安心して行えるようにするために、安定した企業経営をサポートする職種もあります。
ギンポーパックのサプライチェーンとそこに関わる職種を紹介します。

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主に食品関係で用いられている包装容器ですが、冷凍したり温めたりするため、耐寒性・耐熱性をはじめ、製品の強度なども考えお客様に提案しています。そうした食品関連での新たな需要の掘り起こしはもちろん、食品関連以外で従来にない、新規販売分野の開拓にも力を入れています。これからの時代の包装容器の可能性を拡げるために、新たな需要を創り出していくのが企画開発の役割です。

お客様の要望をしっかり伺い、新たな形状や材質、デザインを提案していきます。また、常に業界の動向や、製品を手にするエンドユーザーの利便性や安全性も考慮したうえで、お客様にとって最適な包装容器は何かを考えています。新製品においては、お客様と打ち合わせを重ね、試作品をもとに容器の仕様を決定。その後は工場との綿密な連携によって生産ラインを構築し、納期に確実に納品します。納品後のサポートもしっかりと行い、次の提案につなげていきます。

営業部門や工場と連携・協力して、安定的な生産を行っていきます。お客様から受注した製品を生産してご希望の納入日までにお届けするために、適切な時期に最適量の原材料シートを仕入れる業務を行う購買部門と、最適な工場稼働で生産を行えるように、製品ごとの生産計画を策定する部門があります。急な発注や増産などにも対応できるように、また、品質の高い製品をお客様に届けるために、適切な生産体制を維持・管理しています。

当社は、食品容器業界で初めて食品安全の国際規格であるFSSC22000を取得するなど、製品の品質に細心の注意を払っています。また、工場ごとにISO9001(品質)、ISO14001(環境)、FSSC22000(食品安全)の国際規格を取得しており、各々の要求事項や様式に沿ったマニュアルを作成し、そのマニュアルに沿った生産体制を構築し、安全、環境、品質をしっかりと管理しています。

生産設備や機械の定期メンテナンスを行い、故障や異常があれば修理修繕します。また、設備稼働中に突然の異常が発生した場合の対応も行うことがあり、生産管理と連携して生産ラインの組み換えも進めます。新たな金型を製作する際には製品の材質や形状に合った生産効率の高い金型になるよう、金型設計の打ち合わせにも参加します。さらには新規設備導入にも携わるなど、工場諸設備の維持管理全般を担っています。

ギンポーパック独自の高発泡ポリプロピレンの内嵌合容器の開発により、優れた耐熱性・断熱性・密封性を実現した、パルファインの原材料シートの製造を担っています。変性工程・発泡工程・ラミ工程があり、天候や気温を意識したり、工程ごとにさまざまな機械の操作を行ったりするため、安全に細心の注意を払って製造しています。そうして製造されたパルファインは、電子レンジの可能性を拡げ、加工食品の新たな分野を創造していく素材として期待されています。

素材シートを成形機にセットし、熱を加えて柔らかくしてから金型でプレスします。その後、容器の形状になった素材をカットして1つ1つの製品が出来上がります。シートが正確にセットされていないとカット不良につながる事があり、また、製品ごとの材質の違いや天候・気温の違いによっても成形時の熱の加え方などが変わってきます。細心の注意を払いながら、高品質で安全な製品を作り出していきます。

検査は、工場の生産ラインで最終製品ができ上がった後に、製品に不備がないかをチェックする重要な役割を担います。良し悪しをしっかりと見極めることで、お客様に高品質で安全な製品を届けることができます。また梱包は、求められた数量を出荷時間に間に合うように、製品を袋詰めして段ボール封入するなど、製品製造段階における最終工程の業務全般に関わっています。

流通部門は、完成した製品をお客様に届ける出荷・納品を担っています。本社からの納品指示のほか、工場への直接注文などにも対応し、確実に配送できるように振り分けてチャーター便などの手配をします。物流はその日の天候や交通状況など、多くの要因によって大きく左右されるため、常にさまざまな事態を意識しながら出荷作業を進めます。また、在庫を把握するための倉庫管理や、廃棄物の処理、リサイクル業務なども担当しています。

管理部門は、経理・人事・庶務・システム保全など、人やお金やモノ・情報といった会社運営に必要不可欠なもの全般を管理・サポートしています。健全な財務のために正確な経理処理やコスト削減などを行うほか、社員の希望や適性と個々のスキルアップを考えて人財を配置し、人と会社の成長を支えています。また、機械やシステムを安心して使えるよう保全に努め、ITインフラの導入や整備を行うなど、将来を見据えて企業経営を支えています。